マグネティック・ライティング

浦和レッズが、あえて埼玉スタまでの距離を長くしている理由

僕はサッカー観戦が好きで、浦和レッズが好きなのですが、
今日は、この浦和レッズについての都市伝説をお話ししたいと思います。
 

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この話を知っておくと、
あなたが初めて浦和レッズの試合を観にいく友だちや彼氏彼女に、
ちょっとした自慢話ができるので、
 
「こいつなんでも知っているんだなぁ〜」
と、博識なところを見せることができます。
 
 
また、日頃から一緒に観戦しているサポーター仲間に
この話をすると、「なるほど!お前スゴイな!」
 
と思わせることができ、あなたが話の中心になることができるので、
ちょっとした人気者になります。
 
 
 
逆にこの話を知らないと・・・
その日の試合前までの話題が、この話を知っている友人や知人に横取りされるので、
せっかく話の中心になるチャンスをみすみす逃すことになります。
 
それでは、本題に入りましょう。
 
 
日本一熱狂的なサポーターを持つクラブチームが、浦和レッズです。
 
この浦和レッズがホームスタジアムにしているのが、
埼玉スタジアム2〇〇2です。
 

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この埼玉スタジアムは、芝の管理が日本でもトップレベルで、
Jリーグから何度も表彰をされているくらい素晴らしいスタジアムで、
日本代表の試合も、この埼玉スタジアムで開催することがとても多いのですが、
ある不評があるのをご存知でしょうか?
 
それが、「最寄駅からスタジアムまでの距離が遠い」というものです。
 
最寄駅は、埼玉高速鉄道の浦和美園駅なのですが、ここからスタジアムまで、
 
徒歩で15分前後かかります。
 
また、浦和レッズの応援席がスタジアムの北側なのですが、ここまで歩くと20分以上かかります。
 
ファン、サポーターの間では、スタジアム前駅を作ってほしいと何度も要望が出ているのですが、一向に駅が新設される動きはありません。
 
毎試合4万人〜6万人のサポーターが入るスタジアムなのに、
なぜ新設されないのか。
 
採算があわない?
土地買収ができていない?
 
などの憶測が出ていますが、
あえて新設しない理由が存在しているのです。
 
実はこれによく似た環境がある施設をご存知でしょうか?
 
 
 

そう、夢の国、ディズニーランドです。

 

 

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最寄駅は今でこそ東京ディズニーランドステーション駅ですが、
一昔前はJR舞浜駅でした。
 
ここである疑問を感じませんか?
なぜ、舞浜駅からディズニーランド入り口まで、まっすぐの道がないのでしょうか?
 
あれはわざと大きく旋回させるように作られているからなんです。
そして、少なくとも入り口まで最低5分はかかります。
 
この5分という数字が、現実逃避するために最低限必要な時間なんです。
 
舞浜駅を降りて、道に沿って進むと、ボン・ヴォヤージュというおみやげ屋さんがあります。
ここから徐々に緩やかに下り坂になっているのですが、
 
実はここがポイントで、わざと緩やかな下り坂にすることによって、足がスムーズに、ポンポンポンと進むようになっています。
 
そのときに、胸の鼓動がディズニーランドに近づいていくワクワク感とシンクロしていきます。
だから、無意識のうちに魔法にかけられています。
 
また、駅を降りてすぐにテーマパークが見えないというのも、現実から夢の国へ誘うためにとても大切なポイントです。
 
 
 
 
話を元に戻しましょう。
 
 
 
 
浦和レッズは、レッズワンダーランドというスローガンを打ち出して、
観戦者がスタジアムで非日常の空間を体験してもらうことを狙いとしています。
 
浦和美園駅から徒歩15分かけて歩く道のりは、直線だけではなく、途中でやや左に旋回しなから歩きます。
 
その道のりは平坦から、やや下っており、 
 
駅を降りてすぐにはスタジアムは見えず、道のりの途中でスタジアムがようやく見えてきます。
 
この通りを歩いてスタジアムに向かったことがある人ならわかると思いますが、
道のりの途中で少しずつ見えてくるスタジアムに、得も言われぬワクワク感と高揚感を感じるはずです。
 
この考えこそ、夢の国ディズニーランドと共通点があると思いませんか?
 
そして、浦和美園駅から浦和レッズの応援席がある北門まで、シャトルバスが運行しています。
このシャトルバスに乗って、北門に向かうまでの時間が、
 
そう、
 
およそ5分なのです。
 
 
 
浦和美園駅から埼玉スタジアム前駅まで延伸しない理由は、
スタジアムまでのワクワク感を提供するために、あえて延伸しないのかもしれません。
 
 
 
信じるか信じないかは、
 
あなた次第です!